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ナレッジをどこに集めるか問題について

 こんにちは。瑞田多理です。現場がお休みのため暇を持て余した結果Ubuntu ServerでWebサーバーの構築を開始しました。 ……無論、開発中の『フリーダー』を動かすためのサーバーではないですよ。大人数が扱うシステムのサーバーをオンプレミスで構築するのは、今の日本ではリスキーすぎますね。(天災で一発ダウンしてしまうし、スケーリングが非常に面倒) じゃあなんのために作っているかと言うと、主にナレッジの集積場所としてセットアップしています。ソースコードや、ドキュメントを集めておく場所。具体的なサービス名で言うとGitとRedmineですね。 Gitの話は後回しにするとして、ナレッジの集積・整理についてだけ言えば便利なWebサービスはいっぱいあります。最近話題のTrelloとか、プロジェクト管理ツールで言うとBacklogとか、Wikiサービスで言うとScrapBoxとか……枚挙に暇がないくらいの数のツールがあります。で、Redmineよりもだいたい高機能です。グラフィカルですし、わかりやすいです。 じゃあなんで自前でRedmine立てるか、というと……、サービス終了に備えるためです。 ソシャゲ世代の我々としては、自分の作ってきたものの蓄積が、あるサービスに依存している状態ってすごく不安なんですよね。もう懐かしい事件になってしまいましたが、Yahooジオシティーズのサービス終了で消滅したナレッジは計り知れない量だと思います。巨大なWebサービスでもいつかはサービス終了します。なので自分で持とうと言うのが動機です。 「え? AWSにRedmineのAMIもGitリポジトリもあるけど?」 はい。返す言葉もございません。流石にAWSが倒れる日が来るとは思ってません。でもやつらは頻繁に障害を起こすので、それに巻き込まれてナレッジが見れなくなるのはしょんぼりしてしまいます。杞憂といえば杞憂なのですが。 そう言うわけで、Ubuntu Serverのインストールを待ちながら長々と書いてきました。サクサク入るしソフトウェアRaidも構成してくれるので楽ちんですね。 今作ってるソリューションは、小説執筆に関してそういう楽ちんを提供できるように頑張りたいと思っています。よろしくお願いしますね。 それでは、このへんで。

PlantUMLでの開発要件整理

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こんばんは。瑞田多理です。 突然ですが「神エクセル」ってご存知ですか。ご存知なければ結構、あなたは幸いな人です。ご存知の方はご愁傷様です。心中お察しします。 エクセルは表計算ソフトですが、IT屋の界隈ではなぜか(本当に、IT屋なのになぜか)ドキュメント作成ソフトとして使用されがちです。セルの大きさが自由に変えられるので、セルを正方形にすればインデントや改行をシステマティックに表現できるからです。画像も貼れるし、文字色の変更も自由です。便利なソフトですね。汎用性は正義です。 でもエクセルはベターな選択ではありません。(根本的な用途の誤りに目を瞑ったとしても)いろいろ理由はありますが、一番大きいと個人的に思っているのが「バージョン差分がわかりづらい」というところだと思っています。 この欠点は目まぐるしい勢いで仕様が変わる・更新される設計フェーズでは致命的なものになります。要求との紐付けが本当に難しい。中間を繋ぐ新たな表が必要になります。表が増えるということは更新するべき箇所が増えるということで、その分だけ更新漏れの確率が上がります。それを防ぐためにチェック機構を整えて、ギスギスして……という現場が実に多いことを痛感している今日この頃です。 そろそろタイトルの話に移ります。PlantUMLというおもちゃの情報を得たので今晩遊んでいました。楽しかったです。ドキュメント管理にも使えそうです。 https://plantuml.com/ja/ PlantUMLは「テキストエディタ」で「UML(ざっくりいうと要件定義のための図)」を書くためのソフトです。何言ってんだこいつ、って感じですが百聞は一見にしかず。こういう感じで書けます。開発予定の「気まぐれノベル」機能をシーケンス図に起こして試してみました。 テキストで書けるということは、Gitで差分がすぐにわかります。つまり何を編集したのかが一目瞭然で、かつGitのコミットメッセージで要求のバージョンとの紐付けもできるということです。シーケンス図の画像を直接、版管理の表を作るなどして管理するよりも、よりわかりやすいと言えます。多少ルールや記法の学習コストはあるにしろ、エクセルの運用ルールを決める手間に比べればなんということはないですね。 肝心の書きやすさについてはまだ検証中ですが、シーケンス図に限って言えばかなり直感的にサクサク書けま

縦書きUIのサンプルです。

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 こんにちは。瑞田多理です。 かねてより縦書きUIの開発を行なっていましたので、今日この段階で公開してしまおうと思います。以下よりアクセスしてみてください。 http://mizutatestenv.coresv.com/ 以下が未開発です。 書いた文章を保存する機能 チャプターわけ・セクションわけ機能 スマートフォン対応 JavaScriptが動作する状態にしてください。当方で動作確認する限り異常な動作はしていませんが、試すにあたっては自己責任でお願いいたします。 それでは今日はこの辺で。

縦書きでも読み書きできる小説投稿サイト『フリーダー』鋭意開発中です。

 こんにちは。瑞田多理です。 突然ですが小説投稿サイト、読みにくいと思ったことはありませんか。フォントサイズが小さい、時間が詰まりすぎ・空きすぎ。縦書きにして読みたいとか、思ったことありませんか。 あるいは、目当ての作品が探しづらいと思ったことはありませんか。ランキングを見ても今日の気分ではないし、かといって埋もれた名作は発見しようにも手間がかかりすぎる。自分好みの作品をもう少し楽に見つけられないものか……。 常々思っていたので、とうとう自分で作ることにしました。 小説投稿サイト『フリーダー』 は、以下の特徴と体験を提供します。 縦書きでの読書・執筆体験 感情を評価軸にした『エモスケール』による、検索性の向上とランキングの単調さを軽減 組版機能 印刷所への直接入稿 このブログでは開発の進捗具合をちょこちょこ書いていきます。暖かく見守ってくださると幸いです。 来年の今頃リリース を目指しています。 何卒よろしくお願い申し上げます。